佐賀県議会 2021-11-06
令和3年11月定例会(第6日) 本文
最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ○ 開 議
◎議長(
藤木卓一郎君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。
○ 議 事 日 程 変 更
2 ◎議長(
藤木卓一郎君) お諮りいたします。
議事日程変更の件を本日の日程に追加して議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
3 ◎議長(
藤木卓一郎君) 御異議なしと認めます。よって、
議事日程変更の件を本日の日程に追加して議題といたします。
お諮りいたします。
本日以降の
議事日程は、お手元に配付いたしております
変更議事日程表のとおり変更いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
4 ◎議長(
藤木卓一郎君) 御異議なしと認めます。よって、
変更議事日程表のとおり
議事日程を変更することに決定いたします。
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○ 議案・
請願等上程
5 ◎議長(
藤木卓一郎君) 次に、日程によりまして、さきに
委員会に付託いたしました議案及び請願、並びに閉会中の
継続審査に付されておりました案件の全部を一括して議題といたします。
○ 委 員 長 報 告
6 ◎議長(
藤木卓一郎君) これより
委員長報告に入ります。
まず、各
常任委員長から各
常任委員会における審査の経過及び結果の報告を求めます。
総務常任委員長 岡口重文君。
7 ◎
岡口重文君(拍手)登壇=皆さんおはようございます。
総務常任委員長の報告をいたします。
十二月三日の本会議におきまして、本
委員会に付託されました議案及び請願、並びに
継続審査中の事件につきまして、十二月八日及び九日の両日、
委員会を開催し、「佐賀県
警察本部交通部交通機動隊」、及び「佐賀県
市町会館」の
現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
一、職員の仕事の
能率向上のため、庁内での喫煙に一定のルールを設け
た上で、
喫煙所設置について検討されたい。
一、
定年延長を行う場合、管理職であった職員が知識や経験を生かした
形で県庁に残れるよう検討されたい。
一、定年後の再就職について、農業の
担い手不足解消のため、
定年退職
者と
農業現場をつなぐ「定農連携」に取り組まれたい。
一、県庁の働き方改革について、職員の
負担軽減のため、議会中の資料
等の
簡素化等、執行部の仕事の見直しについて取り組まれたい。
一、令和二年度から導入された
事務マネジメント制度について、評価結
果や課題を認識し運用していくことで、事務の適切な執行に努められ
たい。
一、令和二年度の県決算について、多額の
実質収支額と、その要因であ
る
歳出不用額の増加など、
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響が
あったことを踏まえ、手堅い
財政運営に取り組まれたい。
一、
コロナ禍における令和二年度の
収入未済額、繰越金、不用額の増加
に対して
監査委員から提出された意見等を踏まえ、今後の
財政運営に
取り組まれたい。
一、他県の例などを参考にして、
知事公舎の利用料や
中之小路賓館の活
用方法について検討されたい。
一、県内の
人身交通事故発生件数全国ワーストレベルからの脱却や悲惨
な
交通事故の絶無に取り組み、県民が安心して道路を利用できる交通
環境の実現に努められたい。
一、
交通事故防止について、引き続き対策を推進するとともに、信号機
や
横断歩道の整備が難しい場合も
代替措置を講じるなど、住民の安
全・安心に取り組まれたい。
との意見などが出されました。
次に、
文教厚生常任委員会関係の事項について申し上げます。
一、
豪雨災害の経験を踏まえ、平時から行政・
社会福祉協議会・CSO
等の
連携体制の構築を図り、被災者のニーズに応じた円滑かつ効果的
な
被災者支援活動を展開できるよう取り組まれたい。
一、
県立図書館における
新刊児童書の全点購入とともに、
県内司書のレ
ベルアップを図り、市町と一体となって
読書環境のさらなる充実に努
められたい。
一、県民が生涯にわたり学び続けることができるよう、
県民カレッジ等
の
学習機会の提供や生涯学習を担う
人材育成を図り、
ICT利活用な
ど、
アフターコロナを見据えた学びの
環境づくりを進められたい。
一、「
クリーンパークさが」についてさらなる
経営努力を重ね、補助金
の縮減を図るとともに、施設の
稼働期間の延長や
稼働終了後の将来の
あり方について関係者と協議し検討を進められたい。
一、佐賀県
医療センター好生館職員の
勤務環境の向上や、第四期中期目
標の達成に向けた計画の策定について、好生館と
意思疎通を図り、具
体的な取組につなげられたい。
一、
ひとり親家庭が自立し、生活が安定するよう市町や
関係機関と連携
し、個々の
家庭環境に応じた支援に取り組まれたい。
一、小中学生の道徳観を育成するため、学校における
道徳教育の推進と
ともに家庭や地域と連携し、
道徳教育の一層の充実に努められたい。
一、
県立学校における
オンライン教育について、
コロナ禍に限らず、災
害時や不
登校生徒の支援等においても有効なため、これまでの成果や
課題を踏まえ、より効果的な
ICT活用教育を実現されたい。
一、
コロナ禍で開催された「
SAGA2020
SSP杯(カップ)佐賀県高等
学校スポーツ大会」の成功を今後に生かし、
本県スポーツ界を牽引す
る子供たちへの支援に努められたい。
との意見などが出されました。
次に、農林水産商工
常任委員会関係の事項について申し上げます。
一、中小企業の持続的発展に向けた支援について、「新型コロナ対策資金」
は、今後返済が始まり、厳しい状況も予想されることから、中小企業
に寄り添い、経営のアドバイスや返済計画等の支援に努めるとともに、
「佐賀型店舗休業支援金」及び「時短要請協力金」は、課題を検証し
つつ、財源を保障しながらも判断は地方へ委ねてもらうよう国へ要請
し、
コロナ禍における中小企業の下支えはもとより、新たな取組への
支援も必要であるため、県政の発展に向け引き続き気概を持って取り
組まれたい。
一、新たなまちづくり支援事業について、地域の持続的な賑わい創出が
佐賀県全体に行き渡るように引き続き取り組まれたい。
一、地域振興や若者を中心とした地域における新たな雇用を創出するた
め、
企業誘致を積極的に推進するとともに、県内
誘致企業へのフォロー
アップに努め、企業の県内定着やさらなる発展、関連企業の誘致等に
取り組まれたい。
一、「新産業集積エリア唐津」は、利便性も優れており、早期の企業誘
致が実現するよう
関係機関と連携を強化しながら取り組まれたい。
一、産業人材の確保について、人材流出が顕著な中にあって大学生や短
期大学生の県内就職やUJIターン就職を促進するため、県内就職支
援の取組への学生の参画や県外の方への情報発信を通じて、佐賀や佐
賀の企業の魅力を伝え、より一層力を入れて取り組まれたい。
一、「プロジェクト65」について、高校生の県内就職や人材の定着のため、
県内企業と学校とのつながりが深まるよう努め、採用後の早期離職防
止について引き続き取り組まれたい。
一、中山間地域農業について、様々な取組をさらに深め、課題や対応策
などを
関係機関と共有しながら、他地区への横展開等に生かし、中山
間地域農業の課題の解決に向け取り組まれたい。
一、「中山間地域等担い手育成タイプ」について、中山間地域の水田農
業が維持されるよう市町や
関係機関・団体と連携し、担い手育成によ
り一層力を入れ、さらなる事業展開に向け取り組まれたい。
一、「さが園芸生産888億円推進事業」について、稼げる農業が育成
され、地域農業が活性化していくために新規就農者や後継者に対する
支援を行い、初期投資の
負担軽減や販路の開拓へ引き続き
関係機関と
連携し、園芸生産888億円を達成できるよう取り組まれたい。
一、頻発している施設園芸への大雨被害について問題点を把握し、個別
の対応や県単事業による対策等、毎回被害に遭われている方の気持ち
に寄り添った支援に取り組まれたい。
一、重要な役割を果たしている森林を適切に管理し、次の世代に引き継
いでいくため、「佐賀県総合計画二〇一九」に基づく間伐や広葉樹植
栽のほか、山地災害危険地区などへの治山対策や、「森川海人(もりかわかいと)っプロ
ジェクト」などのソフト対策により、多様な森林(もり)づくりに取り組まれ
たい。
一、玄海地区の活力を維持向上させていくために、基幹産業である漁業
の振興を総合的に進めていくことが重要であるため、新規漁業就業者
支援事業による新規漁業就業者の確保、育成に努め、磯根資源造成対
策事業により磯根資源の管理や漁場環境の保全、藻場の繁茂に取り組
まれたい。
一、新型コロナウイルス対策である「佐賀ん魚応援事業」、及び「食べ
て応援!佐賀ん魚学校給食提供事業」は、食育にもつながるため、今
後も引き続き取り組まれたい。
との意見などが出されました。
次に、
地域交流・県土整備
常任委員会関係の事項について申し上げます。
一、市町と連携し、地域の活性化に取り組む地域おこし協力隊の佐賀県
への定住促進や活動しやすい
環境づくりに努められたい。
一、
九州佐賀国際空港については、
コロナ禍における利用者数の減少を
考慮した航空会社やテナント等への支援を行い、ウイズコロナ・アフ
ターコロナを見据えた利用者数の回復やさらなる成長に向けた取組を
実施されたい。
一、
SAGAアリーナについては、「
SAGA2024」をはじめ、スポー
ツやイベント利用に加え、MICE開催誘致などを行い、県内の経済
活動の誘発に取り組まれたい。
一、伝承芸能については、担い手の高齢化や若者の後継者不足に加え、
コロナ禍による練習や行事の開催中止などにより技術の継承や世代交
代が困難となっているため、伝承芸能次世代継承事業や学校現場との
連携を通して、地元と一体となり、伝承芸能の継承に取り組まれたい。
一、障害者アスリートへの支援や障害者スポーツに係る練習環境の整備
を行い、障害者や障害者アスリートが日常的にスポーツに親しむこと
ができる
環境づくりに努められたい。
一、建設業については、県内の工業系高校生の県内建設業への就職促進、
若手就業者の育成や女性就業者の定着支援、また週休二日工事などの
働き方改革による労働環境の改善に取り組まれ、将来の担い手確保に
努められたい。
一、佐賀唐津道路、有明海沿岸道路や西九州自動車道などの広域幹線道
路については、佐賀県の経済活動を支え、命をつなぐ重要な道路網で
あることから、その整備に当たっては、熱意や理念を持って、一日も
早い完成に向けて取り組まれたい。
一、国が管理する県内四水系の直轄河川については、六角川水系におけ
る直轄河川激甚
災害対策特別緊急事業などのハード対策をはじめ、各
水系の河川改修や県民へ河川監視カメラのリアルタイム映像を提供す
るなどのソフト対策の両方を実施し、治水対策のさらなる推進に取り
組まれたい。
との意見などが出されました。
以上をもちまして、
決算特別委員長の報告を終わります。(拍手)
18 ◎議長(
藤木卓一郎君) 以上をもちまして、各委員長の報告は終了いたしました。
これより
委員長報告に対する質疑に入りますが、質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
19 ◎議長(
藤木卓一郎君) 質疑なしと認めます。よって、
委員長報告に対する質疑を終了いたします。
○ 議 案 提 出 ・ 上 程
20 ◎議長(
藤木卓一郎君) 次に知事から議案が提出されました。
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甲第六十一
号議案 令和三年度一般会計補正予算(第十五号)
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を議題といたします。
○ 知 事 提 案 説 明
21 ◎議長(
藤木卓一郎君) ただいま上程いたしました議案につきまして、提出者の説明を求めます。
22 ◎山口知事 登壇=皆さんおはようございます。本日追加提案いたしました令和三年度補正予算案について、その概要を御説明申し上げます。
このたび、国において、
新型コロナウイルス感染症対策や防災・減災対策を含む新たな経済対策が決定されたことを受け、速やかに対応すべきものについて所要額を計上することといたしました。補正予算案の総額は、歳入歳出とも、それぞれ、
一般会計 約 百六十 億四千万円
となります。補正後の今年度の予算総額は、既定の予算及びさきに提案いたしております十一月補正予算案の額と合わせますと、
一般会計 約 六千三百八十五億四千万円
となっております。
予算案の主な内容について申し上げます。
まず、
新型コロナウイルス感染症の検査促進の取組についてです。
ワクチン接種の進捗を踏まえ、国は新たに、
感染拡大期においても、ワクチン・検査パッケージ等を活用して、飲食、イベントなどの制限を緩和することとしています。この運用に当たって、健康上の理由等でワクチン接種を受けられない方については、PCR検査や抗原検査が来年三月まで無料となります。また、
感染拡大の傾向が見られる場合において、無症状でも感染の不安がある方については、県の判断により、検査を無料にできることとなります。県では、県薬剤師会と連携して、検査を希望する方が、身近な薬局等において無料で検査を受けられる体制を整備することといたしました。
次に、長引くコロナの影響で厳しい生活状況にある方への自立支援について、六月議会において、生活困窮者自立支援事業を計上し、給付金の支給と支援員による求職活動のサポートを行っているところです。この事業期間を来年三月まで延長し、支援を継続してまいります。
次に、安全・安心の確保に向けた社会資本整備について申し上げます。
今回の経済対策では、防災・減災、国土強靭化に向けたハード整備を行うための措置が講じられることを受け、県におきましても、社会資本整備をさらに推進することといたしました。災害に強い幹線道路網の構築に向けた有明海沿岸道路と佐賀唐津道路が接続する「Tゾーン」の整備や、通学路などの交通安全対策、道路、橋梁などのインフラの老朽化対策等を促進してまいります。
また、現在、佐賀県
内水対策プロジェクト「
プロジェクトIF」に取り組んでおり、河川改修や排水機場の耐水化、クリークをはじめとする農業水利施設の整備等を進めてまいります。こうした取組により、防災・減災対策をさらに推し進めてまいります。
以上、今回提案いたしました議案について御説明申し上げました。
よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
23 ◎議長(
藤木卓一郎君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。明日十五日は、議案に対する質疑、議案の
委員会付託、
常任委員会開催、
委員長報告、討論、採決を行います。
本日はこれで散会いたします。お疲れさまでした。
午前十一時四十九分 散会
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