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  1. 佐賀県議会 2021-11-06
    令和3年11月定例会(第6日) 本文


    取得元: 佐賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-28
    最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1     ○ 開     議 ◎議長(藤木卓一郎君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。     ○ 議 事 日 程 変 更 2 ◎議長(藤木卓一郎君) お諮りいたします。  議事日程変更の件を本日の日程に追加して議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 3 ◎議長(藤木卓一郎君) 御異議なしと認めます。よって、議事日程変更の件を本日の日程に追加して議題といたします。  お諮りいたします。  本日以降の議事日程は、お手元に配付いたしております変更議事日程表のとおり変更いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◎議長(藤木卓一郎君) 御異議なしと認めます。よって、変更議事日程表のとおり議事日程を変更することに決定いたします。      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     ○ 議案・請願等上程 5 ◎議長(藤木卓一郎君) 次に、日程によりまして、さきに委員会に付託いたしました議案及び請願、並びに閉会中の継続審査に付されておりました案件の全部を一括して議題といたします。     ○ 委 員 長 報 告 6 ◎議長(藤木卓一郎君) これより委員長報告に入ります。  まず、各常任委員長から各常任委員会における審査の経過及び結果の報告を求めます。  総務常任委員長 岡口重文君。 7 ◎岡口重文君(拍手)登壇=皆さんおはようございます。総務常任委員長の報告をいたします。  十二月三日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに継続審査中の事件につきまして、十二月八日及び九日の両日、委員会を開催し、「佐賀県警察本部交通部交通機動隊」、及び「佐賀県市町会館」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
     まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第五十七号議案中本委員会関係分、甲第五十八号議案、甲第五十九号議案、乙第六十八号議案、乙第六十九号議案、乙第七十一号議案、乙第七十四号議案、及び乙第七十六号議案から乙第七十八号議案まで三件、以上十件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、乙第八十六号議案教育委員会委員の任命について」、及び乙第八十七号議案収用委員会の委員及び予備委員の任命について」をそれぞれ採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。  次に、請第四号請願私学助成大幅増額・教育費の保護者負担の軽減・教育条件の改善をもとめる請願書」について採決した結果、全会一致により採択となりました。  続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 九州佐賀国際空港自衛隊使用要請について、佐賀駐屯地(仮称)  整備に係る規制と新聞社が実施した県民世論調査の結果に対する県の  考え方、及び公害防止協定覚書付属資料見直し後に必要となる県の体  制、人員の強化等の対応 ◎ 佐賀駐屯地(仮称)建設予定地排水対策と、工事による地下水等  への影響の可能性、建設予定地の土地の価格、及び建設予定地西側の  土地取得の考え方と環境アセスメント実施の有無 ◎ 有明海漁協における十一月三十日の検討委員会での決定に対する県  の受け止め方と、九州佐賀国際空港民間空港としての使用・発展へ  の影響に対する認識、公害防止協定を締結しているJAさがや佐賀市  との協議、市民への説明会の取組、及び今後の防衛省への働きかけ ◎ 県内の宝くじ収益金活用状況販売促進に向けた取組状況、及び  今後の取組 ◎ マイナンバーカードの取得に対する支援状況と、取得によるメリッ  ト、及び今後の普及促進と利活用に対する県の考え方 ◎ 私立高等専修学校の現状と県の運営費補助見直しによる効果、国へ  の政策提案の内容と国の反応、及び今後の専修学校への支援の取組 ◎ 県職員の健康管理を役割とした健康管理室運営体制、及び県職員  に対する周知の必要性 ◎ 地方公務員定年引上げ制度に係る、県における条例改正の時期、  対象者の範囲、引上げ後の給与、退職手当休暇制度の内容、新規採  用の計画的実施、及び職員団体との協議と職員への周知の必要性 ◎ 不妊治療・不育症に対する治療に係る休暇を新設する理由とその内  容、及び休暇を取得しやすい職場環境づくりに対する考え方 ◎ コロナ禍における、県庁の体制、及び保健福祉事務所負担軽減の  取組、並びに感染拡大を契機とした働き方の変化 ◎ 公平委員会及び行政不服審査会の構成と、事務の受託料の内容、過  去十年の審査請求の実績、及び今定例県議会の議案として提出されて  いる事務の受託の開始時期 ◎ 県が保有する有価証券の現状、及び特許権や育成者権等知的財産  権の現状と活用方法 ◎ 県内の交通事故発生状況や、スムーズ横断歩道設置目的と今後  の見通し、「ハンドサインで渡ろう運動」の取組内容横断歩道にお  ける交通指導取締り状況、及び歩行者の安全を守るための今後の取組  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、財政確立について 一、政策の企画・調整について 一、危機管理報道行政について 一、総務行政一般事項について 一、警察行政について  以上五件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。(拍手) 8 ◎議長(藤木卓一郎君) 文教厚生常任委員長 古賀陽三君。 9 ◎古賀陽三君(拍手)登壇=文教厚生常任委員長の報告をいたします。  十二月三日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに継続審査中の事件につきまして、十二月八日及び九日の両日、委員会を開催し、「東よか干潟ビジターセンターひがさす」、及び「あまねくいっさい」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第五十七号議案中本委員会関係分、乙第七十号議案、乙第七十二号議案、乙第七十三号議案、及び乙第八十号議案から乙第八十二号議案まで三件、以上七件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、請第五号請願「小学校・中学校・高校の全ての学年で早急に三十人以下学級を実現することを求める請願」について、採決した結果、賛成者少数により不採択となりました。  次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ プラスチック資源循環促進法の概要とプラスチックごみ削減に向け  たこれまでの県の取組と課題、及び「プラごみゼロ宣言」を含めた今  後の県の取組 ◎ 県内における障害者の就労状況相談支援機関就労継続支援事業  所の状況、及び障害者雇用を支援する今後の県の取組 ◎ 県内の新型コロナウイルスワクチン接種の状況と、これまでの県の  取組、及び十五歳未満の若年層への接種状況と三回目接種に関する県  と市町の対応 ◎ 「さが出会いサポートセンター」の運営状況と、会員数の変遷や成  果と課題、及び新規会員獲得等に向けた今後の県の取組 ◎ 県立高校再編の目的と、再編後の状況、及び校舎制を導入した学校  の検証状況と一学校一校舎制に関する県の所見 ◎ 愛知県の中学校で発生した事件に関する県教育委員会の所感と、命  を大切にする教育のさらなる充実に向けた今後の県教育委員会の取組 ◎ いじめを認知するアンケート調査の見直しの概要と、県内における  いじめの認知件数重大事態発生状況、及びいじめ問題に対する課  題と今後の県教育委員会の取組  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、県民環境行政について 一、健康福祉行政について 一、男女参画子育て行政について 一、教育の振興について  以上四件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。(拍手) 10 ◎議長(藤木卓一郎君) 農林水産商工常任委員長 川崎常博君。 11 ◎川崎常博君(拍手)登壇=農林水産商工常任委員長の報告をいたします。  十二月三日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案、及び継続審査中の事件につきまして、十二月八日及び九日の両日、委員会を開催し、「ジョブカフェSAGA」、及び畜産試験場の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第五十七号議案中本委員会関係分、及び乙第七十五号議案、以上二件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  続いて審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。 一、内水対策プロジェクトプロジェクトIF」について、浸水被害が  できるだけ少なくなるよう取り組み、ため池については、洪水調節施  設の早期完成に尽力し、今年度整備を予定している箇所以外にも治水  効果が見込まれるため池の整備に努め、市町や農業関係者の理解を得  ながら、流域治水内水対策に取り組まれたい。 一、令和三年八月豪雨による農林業被害について、災害復旧工事の不調・  不落へ対応するとともに、市町が実施する事業についても支援し、小  規模な災害にも支援が受けられ、林地の復旧において個人の負担がな  るべく少なくなるよう指導を行い、災害の早期復旧に取り組まれたい。  などの意見が出されました。  次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 企業誘致の実績や立地地域誘致企業の業種、誘致企業が佐賀県を  選んだ理由や佐賀県への進出に至らなかった要因、及び今後の産業団  地整備に向けた取組
    ◎ 産業人材育成取組状況教育委員会や企業との連携状況、及び今  後の取組 ◎ 観光・県産品情報発信拠点SAGA MADO」でのこれまでの  取組、オープン以降の実績、これまでの運営状況の評価、県内に向け  たPR、及び今後の取組 ◎ 「さがアグリヒーローズ」の目的や取組内容支援対象農家の選定  方法や支援の内容、これまでの実績、及び今後の継続した取組 ◎ 高病原性鳥インフルエンザについて、国内での発生状況と県の対応  状況 ◎ 「サガンスギ」開発のきっかけや特徴、「サガンスギ」を使った林  業の振興や森づくりに関する県の戦略、現在の杉と入れ替える際の課  題や時期と、林業従事者確保に向けた取組 ◎ 伐採可能な森林や木材の生産量と価格の現状、及び林業の機械化や  関係者の連携による収益性向上の取組  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、産業労働行政について 一、農林水産行政について  以上二件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。(拍手) 12 ◎議長(藤木卓一郎君) 地域交流県土整備常任委員長 向門慶人君。 13 ◎向門慶人君(拍手)登壇=地域交流県土整備常任委員長の報告をいたします。  十二月三日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、十二月八日及び九日の両日、委員会を開催し、西九州自動車道伊万里道路及び国土交通省九州地方整備局武雄河川事務所現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第五十七号議案中本委員会関係分、甲第六十号議案、乙第七十九号議案、乙第八十三号議案及び乙第八十四号議案、以上五件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。  次に、乙第八十五号議案県有財産の取得の専決処分について」を採決した結果、全会一致をもってこれを承認いたしました。  次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。 ◎ 県が把握している移住者の動向や、移住促進に向けた県のこれまで  の取組、及び全国調査の結果を踏まえた今後の県の取組 ◎ 地域公共交通における市町をまたがる広域での課題や市町が抱える  課題、及び佐賀県地域公共交通計画の策定において県が掲げる基本方  針と目標の方向性 ◎ 九州陶磁文化館の現状の認識、リニューアルの目的や内容とスケ  ジュール及びリニューアルにあわせて開催する企画展の内容 ◎ 文化財保護法の一部改正の趣旨と背景、文化財保護補助支援制度  及び今後の県の取組 ◎ 県内の観光業におけるコロナ禍前と現在の状況、県が取り組んでい  る支援内容及び県内の観光振興に向けた今後の県の対応 ◎ 佐賀・長崎デスティネーションキャンペーンにおける予算規模や得  られる効果、及びサイクルツーリズムの推進に関する県のこれまでの  取組と今後の取組 ◎ 八月豪雨による県道星賀港線の被害状況及び応急的な対応と、本復  旧に向けた今後の県の取組 ◎ 唐津バイパス整備状況や、国道二百二号唐津大橋付近における交  通渋滞対策としてのこれまでの取組、及び唐津大橋の四車線化に向け  た今後の県の取組 ◎ 城原川ダム事業における水没予定地域の状況や事業の進捗状況、及  び地域振興に関する検討状況と事業に対する決意  などの質疑が行われました。  最後に、九月定例会から引き続き審査中の 一、地域交流行政について 一、文化・スポーツ交流行政について 一、県土整備行政について 一、災害対策について  以上四件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、地域交流県土整備常任委員長の報告を終わります。(拍手) 14 ◎議長(藤木卓一郎君) 次に、新幹線問題対策等特別委員長の報告を求めます。木原奉文君。 15 ◎木原奉文君(拍手)登壇=新幹線問題対策等特別委員長の報告をいたします。  九州新幹線新幹線停車駅周辺整備、及び並行在来線、在来線に関する諸問題の調査に関する件につきまして、十二月十三日に委員会を開催し、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。 ◎ 老朽化が進む在来線の存続やインフラの更新に関する県の認識 ◎ フリーゲージトレイン導入断念に関する鉄道局の謝罪に対する県の  受け止めと、関西直通フル規格の場合の三つのルートに関する県の  認識 ◎ 新鳥栖-武雄温泉間をフル規格で整備する場合の並行在来線の区間  やJR九州との協議に対する県の考え方、及び空港ルートに関する福  岡県の状況 ◎ 五回目の「幅広い協議」における鉄道局からの説明についての県の  受け止めと、鉄道局に提案した時速二百キロ程度のフリーゲージトレ  インや今後の協議に向けた県の考え方 ◎ 長崎本線上下分離に向けた鉄道設備の譲渡前修繕と鉄道事業許可  申請の進捗状況、及び上下分離後の沿線市町における懸念や利便性確  保に向けた県の取組状況 ◎ 五つの整備方式について県の考え方や第五回「幅広い協議」の内容、  及び鉄道局にフル規格の場合の三つのルートの検討を求めた理由と今  後の協議に臨む県の姿勢 ◎ 長崎本線上下分離に係るこれまでの経緯と上下分離後の運行ダイ  ヤについての県の認識 ◎ 鉄道事業の廃止届について九州運輸局による意見聴取のプロセスと  県や市町の意見の内容  などについての質疑が行われました。  最後に、九州新幹線新幹線停車駅周辺整備、及び並行在来線、在来線に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。  以上をもちまして、新幹線問題対策等特別委員長の報告を終わります。(拍手) 16 ◎議長(藤木卓一郎君) 次に、決算特別委員長の報告を求めます。岡口重文君。 17 ◎岡口重文君(拍手)登壇=決算特別委員長の報告をいたします。  九月十七日の本会議におきまして、本委員会に付託され閉会中の継続審査となっておりました、乙第六十六号議案「令和二年度佐賀県歳入歳出決算の認定について」、及び乙第六十七号議案「令和二年度佐賀県工業用水道事業決算の認定について」、以上二件の議案について、十一月四日から十一月十七日まで委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。  まず、採決の結果を申し上げます。  十一月十六日に全ての質疑を終了し、十七日に採決に移り、まず乙第六十六号議案を採決した結果、賛成者多数をもってこれを認定いたしました。  次に、乙第六十七号議案を採決した結果、全会一致をもってこれを認定いたしました。  続いて、審議の過程で申し述べられました主な意見及び要望の概要について申し上げます。  まず、総務常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、新型コロナウイルス感染症が収束に向かう中での望ましい生活様式  について、県民に対して県としての考えを周知するよう努められたい。 一、佐賀県の財政運営について、県庁内からの視点と外部からの視点を  持ち適切な運営に努められたい。 一、消防団員処遇改善について、国からの通知を踏まえ、市町におい  て検討が行われているため、県においては国と市町の調整役となり、  地域の実情に応じた対応を講じられたい。 一、防災航空センター地元消防団等との合同訓練は、消防団長を消防  防災ヘリコプターに乗せるなど、今後の災害対応に有意義な訓練とな  るよう検討されたい。
    一、職員の仕事の能率向上のため、庁内での喫煙に一定のルールを設け  た上で、喫煙所設置について検討されたい。 一、定年延長を行う場合、管理職であった職員が知識や経験を生かした  形で県庁に残れるよう検討されたい。 一、定年後の再就職について、農業の担い手不足解消のため、定年退職  者と農業現場をつなぐ「定農連携」に取り組まれたい。 一、県庁の働き方改革について、職員の負担軽減のため、議会中の資料  等の簡素化等、執行部の仕事の見直しについて取り組まれたい。 一、令和二年度から導入された事務マネジメント制度について、評価結  果や課題を認識し運用していくことで、事務の適切な執行に努められ  たい。 一、令和二年度の県決算について、多額の実質収支額と、その要因であ  る歳出不用額の増加など、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響が  あったことを踏まえ、手堅い財政運営に取り組まれたい。 一、コロナ禍における令和二年度の収入未済額、繰越金、不用額の増加  に対して監査委員から提出された意見等を踏まえ、今後の財政運営に  取り組まれたい。 一、他県の例などを参考にして、知事公舎の利用料や中之小路賓館の活  用方法について検討されたい。 一、県内の人身交通事故発生件数全国ワーストレベルからの脱却や悲惨  な交通事故の絶無に取り組み、県民が安心して道路を利用できる交通  環境の実現に努められたい。 一、交通事故防止について、引き続き対策を推進するとともに、信号機  や横断歩道の整備が難しい場合も代替措置を講じるなど、住民の安  全・安心に取り組まれたい。  との意見などが出されました。  次に、文教厚生常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、豪雨災害の経験を踏まえ、平時から行政・社会福祉協議会・CSO  等の連携体制の構築を図り、被災者のニーズに応じた円滑かつ効果的  な被災者支援活動を展開できるよう取り組まれたい。 一、県立図書館における新刊児童書の全点購入とともに、県内司書のレ  ベルアップを図り、市町と一体となって読書環境のさらなる充実に努  められたい。 一、県民が生涯にわたり学び続けることができるよう、県民カレッジ等  の学習機会の提供や生涯学習を担う人材育成を図り、ICT利活用な  ど、アフターコロナを見据えた学びの環境づくりを進められたい。 一、「クリーンパークさが」についてさらなる経営努力を重ね、補助金  の縮減を図るとともに、施設の稼働期間の延長や稼働終了後の将来の  あり方について関係者と協議し検討を進められたい。 一、佐賀県医療センター好生館職員勤務環境の向上や、第四期中期目  標の達成に向けた計画の策定について、好生館と意思疎通を図り、具  体的な取組につなげられたい。 一、ひとり親家庭が自立し、生活が安定するよう市町や関係機関と連携  し、個々の家庭環境に応じた支援に取り組まれたい。 一、小中学生の道徳観を育成するため、学校における道徳教育の推進と  ともに家庭や地域と連携し、道徳教育の一層の充実に努められたい。 一、県立学校におけるオンライン教育について、コロナ禍に限らず、災  害時や不登校生徒の支援等においても有効なため、これまでの成果や  課題を踏まえ、より効果的なICT活用教育を実現されたい。 一、コロナ禍で開催された「SAGA2020 SSP杯(カップ)佐賀県高等  学校スポーツ大会」の成功を今後に生かし、本県スポーツ界を牽引す  る子供たちへの支援に努められたい。  との意見などが出されました。  次に、農林水産商工常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、中小企業の持続的発展に向けた支援について、「新型コロナ対策資金」  は、今後返済が始まり、厳しい状況も予想されることから、中小企業  に寄り添い、経営のアドバイスや返済計画等の支援に努めるとともに、  「佐賀型店舗休業支援金」及び「時短要請協力金」は、課題を検証し  つつ、財源を保障しながらも判断は地方へ委ねてもらうよう国へ要請  し、コロナ禍における中小企業の下支えはもとより、新たな取組への  支援も必要であるため、県政の発展に向け引き続き気概を持って取り  組まれたい。 一、新たなまちづくり支援事業について、地域の持続的な賑わい創出が  佐賀県全体に行き渡るように引き続き取り組まれたい。 一、地域振興や若者を中心とした地域における新たな雇用を創出するた  め、企業誘致を積極的に推進するとともに、県内誘致企業へのフォロー  アップに努め、企業の県内定着やさらなる発展、関連企業の誘致等に  取り組まれたい。 一、「新産業集積エリア唐津」は、利便性も優れており、早期の企業誘  致が実現するよう関係機関と連携を強化しながら取り組まれたい。 一、産業人材の確保について、人材流出が顕著な中にあって大学生や短  期大学生の県内就職やUJIターン就職を促進するため、県内就職支  援の取組への学生の参画や県外の方への情報発信を通じて、佐賀や佐  賀の企業の魅力を伝え、より一層力を入れて取り組まれたい。 一、「プロジェクト65」について、高校生の県内就職や人材の定着のため、  県内企業と学校とのつながりが深まるよう努め、採用後の早期離職防  止について引き続き取り組まれたい。 一、中山間地域農業について、様々な取組をさらに深め、課題や対応策  などを関係機関と共有しながら、他地区への横展開等に生かし、中山  間地域農業の課題の解決に向け取り組まれたい。 一、「中山間地域等担い手育成タイプ」について、中山間地域の水田農  業が維持されるよう市町や関係機関・団体と連携し、担い手育成によ  り一層力を入れ、さらなる事業展開に向け取り組まれたい。 一、「さが園芸生産888億円推進事業」について、稼げる農業が育成  され、地域農業が活性化していくために新規就農者や後継者に対する  支援を行い、初期投資の負担軽減や販路の開拓へ引き続き関係機関と  連携し、園芸生産888億円を達成できるよう取り組まれたい。 一、頻発している施設園芸への大雨被害について問題点を把握し、個別  の対応や県単事業による対策等、毎回被害に遭われている方の気持ち  に寄り添った支援に取り組まれたい。 一、重要な役割を果たしている森林を適切に管理し、次の世代に引き継  いでいくため、「佐賀県総合計画二〇一九」に基づく間伐や広葉樹植  栽のほか、山地災害危険地区などへの治山対策や、「森川海人(もりかわかいと)っプロ  ジェクト」などのソフト対策により、多様な森林(もり)づくりに取り組まれ  たい。 一、玄海地区の活力を維持向上させていくために、基幹産業である漁業  の振興を総合的に進めていくことが重要であるため、新規漁業就業者  支援事業による新規漁業就業者の確保、育成に努め、磯根資源造成対  策事業により磯根資源の管理や漁場環境の保全、藻場の繁茂に取り組  まれたい。
    一、新型コロナウイルス対策である「佐賀ん魚応援事業」、及び「食べ  て応援!佐賀ん魚学校給食提供事業」は、食育にもつながるため、今  後も引き続き取り組まれたい。  との意見などが出されました。  次に、地域交流・県土整備常任委員会関係の事項について申し上げます。 一、市町と連携し、地域の活性化に取り組む地域おこし協力隊の佐賀県  への定住促進や活動しやすい環境づくりに努められたい。 一、九州佐賀国際空港については、コロナ禍における利用者数の減少を  考慮した航空会社やテナント等への支援を行い、ウイズコロナ・アフ  ターコロナを見据えた利用者数の回復やさらなる成長に向けた取組を  実施されたい。 一、SAGAアリーナについては、「SAGA2024」をはじめ、スポー  ツやイベント利用に加え、MICE開催誘致などを行い、県内の経済  活動の誘発に取り組まれたい。 一、伝承芸能については、担い手の高齢化や若者の後継者不足に加え、  コロナ禍による練習や行事の開催中止などにより技術の継承や世代交  代が困難となっているため、伝承芸能次世代継承事業や学校現場との  連携を通して、地元と一体となり、伝承芸能の継承に取り組まれたい。 一、障害者アスリートへの支援や障害者スポーツに係る練習環境の整備  を行い、障害者や障害者アスリートが日常的にスポーツに親しむこと  ができる環境づくりに努められたい。 一、建設業については、県内の工業系高校生の県内建設業への就職促進、  若手就業者の育成や女性就業者の定着支援、また週休二日工事などの  働き方改革による労働環境の改善に取り組まれ、将来の担い手確保に  努められたい。 一、佐賀唐津道路、有明海沿岸道路や西九州自動車道などの広域幹線道  路については、佐賀県の経済活動を支え、命をつなぐ重要な道路網で  あることから、その整備に当たっては、熱意や理念を持って、一日も  早い完成に向けて取り組まれたい。 一、国が管理する県内四水系の直轄河川については、六角川水系におけ  る直轄河川激甚災害対策特別緊急事業などのハード対策をはじめ、各  水系の河川改修や県民へ河川監視カメラのリアルタイム映像を提供す  るなどのソフト対策の両方を実施し、治水対策のさらなる推進に取り  組まれたい。  との意見などが出されました。  以上をもちまして、決算特別委員長の報告を終わります。(拍手) 18 ◎議長(藤木卓一郎君) 以上をもちまして、各委員長の報告は終了いたしました。  これより委員長報告に対する質疑に入りますが、質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19 ◎議長(藤木卓一郎君) 質疑なしと認めます。よって、委員長報告に対する質疑を終了いたします。     ○ 議 案 提 出 ・ 上 程 20 ◎議長(藤木卓一郎君) 次に知事から議案が提出されました。      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  甲第六十一号議案 令和三年度一般会計補正予算(第十五号)      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  を議題といたします。     ○ 知 事 提 案 説 明 21 ◎議長(藤木卓一郎君) ただいま上程いたしました議案につきまして、提出者の説明を求めます。 22 ◎山口知事 登壇=皆さんおはようございます。本日追加提案いたしました令和三年度補正予算案について、その概要を御説明申し上げます。  このたび、国において、新型コロナウイルス感染症対策や防災・減災対策を含む新たな経済対策が決定されたことを受け、速やかに対応すべきものについて所要額を計上することといたしました。補正予算案の総額は、歳入歳出とも、それぞれ、     一般会計 約    百六十 億四千万円 となります。補正後の今年度の予算総額は、既定の予算及びさきに提案いたしております十一月補正予算案の額と合わせますと、     一般会計 約 六千三百八十五億四千万円 となっております。  予算案の主な内容について申し上げます。  まず、新型コロナウイルス感染症の検査促進の取組についてです。  ワクチン接種の進捗を踏まえ、国は新たに、感染拡大期においても、ワクチン・検査パッケージ等を活用して、飲食、イベントなどの制限を緩和することとしています。この運用に当たって、健康上の理由等でワクチン接種を受けられない方については、PCR検査や抗原検査が来年三月まで無料となります。また、感染拡大の傾向が見られる場合において、無症状でも感染の不安がある方については、県の判断により、検査を無料にできることとなります。県では、県薬剤師会と連携して、検査を希望する方が、身近な薬局等において無料で検査を受けられる体制を整備することといたしました。  次に、長引くコロナの影響で厳しい生活状況にある方への自立支援について、六月議会において、生活困窮者自立支援事業を計上し、給付金の支給と支援員による求職活動のサポートを行っているところです。この事業期間を来年三月まで延長し、支援を継続してまいります。  次に、安全・安心の確保に向けた社会資本整備について申し上げます。  今回の経済対策では、防災・減災、国土強靭化に向けたハード整備を行うための措置が講じられることを受け、県におきましても、社会資本整備をさらに推進することといたしました。災害に強い幹線道路網の構築に向けた有明海沿岸道路と佐賀唐津道路が接続する「Tゾーン」の整備や、通学路などの交通安全対策、道路、橋梁などのインフラの老朽化対策等を促進してまいります。  また、現在、佐賀県内水対策プロジェクトプロジェクトIF」に取り組んでおり、河川改修や排水機場の耐水化、クリークをはじめとする農業水利施設の整備等を進めてまいります。こうした取組により、防災・減災対策をさらに推し進めてまいります。  以上、今回提案いたしました議案について御説明申し上げました。  よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 23 ◎議長(藤木卓一郎君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。明日十五日は、議案に対する質疑、議案の委員会付託、常任委員会開催、委員長報告、討論、採決を行います。  本日はこれで散会いたします。お疲れさまでした。     午前十一時四十九分 散会 Copyright © Saga Prefectural Assembly Minutes, All rights reserved. ページの先頭へ...